G09 XM (2023y〜)

2021年11月にフロリダで開催されたアート・バーゼル・マイアミにて「コンセプトXM」が公開された。量産モデルは2022年10月に発表され、同年12月からサウスカロライナ州のスパータンバーグ工場で量産が開始された。日本市場では2023年1月より販売開始[1][2][3][4]。 XMは1978年に発売されたM1以来のMブランド専用モデルで、Mシリーズ初のPHEVモデルとなる。開発段階ではX7ベースのSUVクーペとして企画されたが、大型高級SUV市場のニーズを検討した結果、Mブランドでの販売が決定したという[5]。 エクステリアはXM専用のデザインで、フロントのキドニーグリルにはゴールドカラーの縁取りとコンターライトが備わる。直線的なリヤテールライトやリヤウインドウの左右の隅に刻まれたBMWのロゴなど、歴代のMモデルをオマージュしたデザインが随所に採用された[6]。 インテリアにはデジタルメーターとセンターディスプレイを1枚のガラスパネルで一体化したBMWカーブド・ディスプレイが備わり、ヘッドアップディスプレイと併せてM専用グラフィックとなる。後席は「Mラウンジコンセプト」のデザインを取り入れ、ダイヤモンド状のステッチやアルカンターラの大型クッションなどで構成される。また立体的なプリズム構造のルーフに間接照明と直接照明を組み合わせた「プリズムルーフライニング」もXM独自のデザインである
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