W205/C205/S205 Cクラス

4代目CクラスであるW205型は2014年1月12日、デトロイトモーターショーの開幕に伴い発表された。「アジリティ」と呼ばれる車体の俊敏なスポーツ性を売りとしているのがW205型Cクラスの大きな特徴であり、EクラスとSクラスとの共通設計とした新開発プラットフォーム「MRA」を採用し全長は4,686 mm(先代比+95 mm)・全幅は1,810 mm(先代比+40 mm)・ホイールベースは2,840 mm(先代比+80 mm)とした。これでCクラスで初めて全幅1,800 mmを超えたことになった。なお、ボディサイズを拡大させたにもかかわらず、先代より10 kgの軽量化に成功させた。エクステリアのデザインは当時の新型SクラスW222型の流れをくむものであり[1][2]、ヘッドライド内のポジションランプやウインカーは、現行ラインナップと統一性を持たせたデザインとなった。Sクラスで搭載されている装備が多く搭載され、上級グレードではCクラスの初のエアサスペンションを採用。ステアリングコラムシフト、バンパー下を足でかざすとトランクが開くハンズフリーアクセスが搭載されることになった。


C180 クーペ スポーツ (Coupé)

C200 ステーションワゴン アバンギャルド (Estate)
クーペはAピラーよりも後方を専用設計としており、メルセデスクーペ伝統のプロポーションを形成する高い位置のベルトラインとサッシュレスドアを採用し、ドロッピングラインをリアホイールアーチの後ろまで長く伸びているのが特徴で、車高はセダンよりも25mm低くなっている。また、ドアミラーもセダンやステーションワゴンのAピラーではなく、メルセデスAMG・GTなどのスポーツカーと同じくドアに配置されている
106