E40 Z3用

1996年登場。BMWとしてはZ1以来の2シーターオープンカー(ロードスター)である。外観デザインには永島譲二が携わっている。後にクーペタイプも追加された。

プラットフォームをBMW・3シリーズコンパクト(E36/5)と共有する派生車種であり、モデルネームはロードスターがE36/7、クーペがE36/8をそれぞれ名乗る。ただし、E36/5はさらに旧世代のE30系3シリーズをベースとしており、3シリーズとしては2世代後となるE46の販売時期とも重なるという稀なケースであった。そのため、BMWではリアサスペンションにセミトレーリングアーム式サスペンションが用いられた最後の車種である(ただし、エンジンやトランスミッションはE36・E46とも共通)。

2002年に生産を終了した。翌2003年に登場したZ4が実質的な後継車種となるが、Z4の開発はZ3と同時期から行われており、また車格としてはZ4の方が上位となる。

日本には1997年に導入され、毎年のように小変更が繰り返された。
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