F20 1シリーズ [最新商品]

2011年6月5日、フルモデルチェンジ[10]。欧州市場では、同年秋から販売を開始した[11]。

先代より、ホイールベースを30mm延長し、2,690mmとした[12]。室内空間も拡大され、後席の足元スペースは、先代よりも約20mm拡大し、後席の居住性が改善された。また、収納性も向上し、フロント・センター・コンソールのシフト・レバーの前に、2つのカップ・ホルダーとトレーを装備したほか、フロントのドア・ポケットには、ボトル・ホルダーが、フロント・センター・アームレストの下には、収納トレーが装備された。

大型のキドニー・グリル、片側2灯式のバイ・キセノン・ヘッドライト、3分割されたエア・インテークによるフロント・デザインが、特徴的である。立体的なデザインで形作られた、テール・ライトのライト・ユニットには、L字形に輝くLEDライトが装備される。

全モデルに、アイドリングストップ機構や、ブレーキ・エネルギー回生システムを採用し、燃料消費量の低減を図っている。トランスミッションは、セグメント初の8速ATを搭載する。さらに、メルセデス・ベンツ・Sクラス(W220)が最初に導入し、世界中のメーカーが追従していた、ウインカー内蔵ドアミラーを、BMWとしては初めて採用した。
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